林芳正総務大臣は、1月9日の記者会見で、Xで利用できる生成AI「Grok」による写真の性的加工被害に言及し、「Xに対して適切な対応を促す」と述べた。Xでは2025年12月末ごろから、Grokの画像編集機能を利用し、実在する女性の写真などを無断で性的に加工する事例が相次いでいる。
Grokによる被害状況については現在調査中という。林総務大臣は、総務省が情報流通プラットフォーム対処法に基づき、米Xを含む対象のSNS事業者が対応すべき権利侵害情報をまとめた「違法情報ガイドライン」に言及。同ガイドラインを基準に、AIで生成した性的画像のSNSへの投稿に対し「肖像権、名誉権、プライバシーなど他人の権利を侵害する場合がある」との見解を示した。
林総務大臣は、同ガイドラインを踏まえ「引き続き、総務省としてXに対して適切な対応を促す」としている。なお、総務省による具体的な対策状況については「個別の企業サービスに関するもののため、現時点でのコメントは差し控える」とした。
Grokによる画像の性的な加工を巡っては、日本でも一部のアイドルやコスプレイヤーの写真を無断で水着姿にするといった行為が相次いでいる。これを受け、AKB48グループのアイドルグループ「STU48」は5日、メンバーをモデルとしたAI生成画像や動画などをSNSに投稿しないよう注意喚起。Xの日本法人であるX Corp. Japanも6日、Grokで違法なコンテンツを作成しないよう警告していた。
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