前回、トマトを使ったサブ・サンドイッチがうまく作れたことに味をしめています。ただ、ピクニック用だったこともあり、時間とコストの制限はゆるめでした。
今回は、職場に持参できるサブ・サンドイッチを作ります。手際よく準備できるモノでなければなりませんし、当然コストにもシビアになります。
さて、そのサブ・サンドイッチですが、米国北部のイタリア系アメリカンコミュニティがその起源で、タイミング的には19世紀の終わりから20世紀にかけて、マサチューセッツ、ペンシルベニア、ニュージャージー、ニューヨークなどへと広まっていったとのこと。
サブウェイに代表される長いイタリア(or フランス)パンに野菜や肉をはさむサンドイッチの「サブ」とは、控え選手のサブ(substitution)でも、地下鉄(subway)でもなく、サブマリン(submarine:潜水艦)のことです。
サブマリンと呼ばれる理由は諸説あって、第一次世界大戦時(1914年〜1918年)、ボストンの海軍で船員の食事として作られたものが、潜水艦に似ていたからという説。もうひとつは、20世紀初頭にニューヨークに移り住んだイタリア移民が、潜水艦を見て命名した説です(参考:Wikipedia英語版「Submarine sandwich」より)。
名付け親が誰にせよ、第一次世界大戦時代の潜水艦が発祥なのは間違いなさそうです。
野菜、パンのカット……4分
材料のレイアウト……2分
調味料での味付け&パンではさむ作業……1分
合計:7分
味のほうですが、我ながら驚くほど美味です。チーズのおかげで、パンもクリスピーさを失っていません。これなら、職場に持参しても問題ないですね。
サラミの値段の高さに閉口したものの、あるとないとでは味が全く違いますね。香りもいいですし、味もしっかり自己主張してきます。これを食べたら、サラミ抜きのサンドイッチはもう食べられない気がしてきました。
さて、このサブ・サンドイッチ、イタリア系移民がピザ屋でサイドメニューとして始め、人気が出るようになって専門店が現れ出したとのこと。いまでは世界中で食べられているせいか、さまざまな呼び名があります。
材料を切ってレイアウトするだけでできるので、料理に自信のない人でも大丈夫。一度お試しください。
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