以前、タンブラーをコーンフレーク専用弁当箱として使うワザをご紹介しました。今回はお弁当編第2弾。経済的で味もおいしく、カロリーも低めの「パスタ弁当」です。
以前、タンブラーをコーンフレーク専用弁当箱として使うワザをご紹介しました。コーンフレークは、ヘルシーで経済的ではあるのですが、連日同じメニューだとさすがに飽きてしまいます。かといって、弁当をイチから調理したくないと困っていたところ、「電子レンジでパスタが茹でられる調理器具が人気」というニュースを読みました。
乾麺パスタと水を入れ、チンするだけでパスタが茹でられるとのこと。メーカーに問い合わせると、「ロフトや東急ハンズで売ってます」と教えてくれたので、さっそく買ってきました。
これがそのケース、「レンジでパスタ」です。半透明のプラスチックケースは一見ただのタッパーウェア。フタの右側に湯切り用の穴、左にある丸い穴は1人前のパスタの分量を計量するためのものです。価格は600円とタッパーウェアと思うと高めですが、まあ手頃です。
というわけで、職場に持ち込んで作ってみました。以下、その手順です。
極めてシンプルな作り方です。従来の鍋でグツグツ煮るスタイルでは、職場で調理するなど考えられないことでしたが、これならカンタンに手作りパスタが実現します。インスタント焼きそばと手間は大差ないのに、私の環境では麺の茹で上がり状態もまったく問題ありません。
電子レンジパスタの利点を、以下に挙げてみました。
これが最大のポイントでしょう。電子レンジに入れて放っておけばよいので、失敗することもありません。1人前茹でるのにかかる時間は、ちょっと長めの約12分。ただ、ふきこぼれの心配がないので、その場を離れて仕事をしていてもOKです。
水しか使わないので、においを辺りにまき散らすこともなく、安心して調理できます。レンジの中では沸騰していても、当然湯気は外に出ません。使う水の量もごくわずかで、とてもエコな調理方法です。さらに、後片付けの洗浄もサッとで済みます。
はた目には、弁当を温めているようにしか見えないのもマル。職場で、いかにも「調理してます」なふうには見せたくないですよね。(私の職場は普段からけっこうガヤガヤしているので、あまり気にはならないのですが)
スーパーで買えるコーンフレークの味の種類は、せいぜい4〜5種類に限られ、組み合わせで変化をつけるのにも限界があります。しかし、パスタは市販の種類も多く、ソースも和風、洋風、アッサリ、こってり、あれこれ試すことができます。ただし、仕事中なので、ニンニクのない(もしくは少量)なものを選ぶのが無難でしょう。
レトルトソースも乾麺も、どちらも保存が利く食材です。冷蔵保存の必要もないので、デスクの引き出しにでも保管すれば迷惑にもなりません。もちろん、夏場でも心配はいりません。気が向いた日にだけ作ることが可能です。
モノによりますが、乾麺パスタ1人前は60円、ソース1食は70円ていどです。つまり150円以下で用意できてしまいます。コンビニなどで買うパスタは500円くらいのものが多いので、3分の1以下で済みます。非常に経済的ですね。
麺はインスタントラーメンのように油を含まず、カロリーは低め。パスタのGI値は約65と、白米(80)やうどん(85)よりも低いのもポイント。GI値とは、食品が体内で糖に変わり、血糖値が上昇するスピードを計った数値のこと。この数値が低い食べ物ほど、ゆっくりと吸収されるため腹持ちがよく、ダイエットに適した食材ということになります。また、コンビニのパスタのように完成から何時間も経ったコシのないものではなく、茹でたてが食べられます。なお、アルデンテが好きな方は、加熱時間を30秒〜1分ほど短めにするといいでしょう。
ただし、いくらパスタ自体が低カロリーとは言っても、パスタソースには油をたっぷり使った高カロリーのものも多いので、ダイエット中の人は海苔や麺つゆなどを使った和風パスタにするのがおすすめです。
いいことずくめのパスタ調理ケースですが、注意点を上げるとすれば、茹でるのに意外と時間がかかること。ラーメンのように3分くらいで完成だろうと思っていたら、鍋で茹でる時間(7分前後)よりも5分の追加時間を要するので面食らいました。1人前に約12分かかるので、長時間電子レンジを独り占めすることになります。よって、同僚らが一通り使い終わってから調理を開始するのがよいでしょう。
時間のことだけ頭に入れておけば、手軽に作れて経済的、ダイエットにも適したパスタランチ。今日の仕事の帰りにケースを買って、試しに明日のお昼からいかがですか?
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