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» 2013年09月11日 10時00分 公開

頭の片付けルールその1:必要な情報だけ以外を「捨てる」アタマの片付け(2/2 ページ)

[永田豊志,Business Media 誠]
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頭の断捨離――目的のない情報収集の習慣を絶つ

 頭をスッキリするためには、不要な情報を捨てて頭の風通しを良くすることが先決です。では具体的にどうすればよいのでしょうか?  頭のゴミは果たしてモノのように廃棄することができるのでしょうか? キーワードは「断捨離」です。

 断捨離は、ヨガの「断行」「捨行」「離行」という考え方を応用した処世術です。あなたの人生や生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽でスッキリした生活を送ることを目指しています。

 重要なことは、不要なものを選別し、執着心を捨て去ることです。

 情報に対して「もったいない」とか「なるべく多い方が良い」と考えるのはナンセンス。やみくもに情報に触れるのは止めるべきです。もし、あなたが本当に結果を出そうとする人、夢を実現させたいと思う人、目標を絶対達成したいという人なのであれば、もっともっと明確な目的意識を持って情報を取り入れるべきです。

冷蔵庫の食材を腐らせないために

 情報収集は、料理で言えば材料を買うようなものです。たくさん材料を買って、冷蔵庫にしまっておく。なんとなく安心できますよね? しかし、目的は料理を作ることです。料理を作って食べることです。食事を通してコンディションを保ち、家族や仲間との関係を円滑にすることです。それなのに、もしも料理を作らないで材料ばかりを買い込むとどうなるでしょうか?

 そう、「腐ります」。腐ったものがあれば、ほかにも影響が出ます。だから腐ったもの、使えない材料はすぐに廃棄し、本当に料理する材料だけを残すべきなのです。そしておいしい料理を作るのです。

 情報収集において料理を作る、というのは「断片的な情報をつなげて自分なりの文脈に紡ぎ出す、すなわち物語を作る」ということです。

 情報はどこまで行ってもただの情報。Google検索で得られるような断片的な知識はどんなに多く持っていても知識以上にはなりません。自分なりに調理し、加工して、初めて「知恵」になるのです。

 自分はどんな料理を作りたいか? それに必要な材料はなにか? ということが一番大事なのです。

 スーパーに食材を買いに行く時も、今日はコレが安いといって何を作るかも考えずに材料を買うのはいただけません。栄養価を考え、誰に、どんな風に食べて欲しいのか、目的を決めていくべきです。

 テレビを見るとき、ネットを見るとき、本屋に立ち寄るときに「自分のキーワード」「自分のテーマ」を持ちましょう。

 そして、その情報は自分にどうつながるのか? 自分の求める課題解決のヒントにつながるのか? そうした意識を常に下地に持って情報に接触しましょう。そうすれば、自然と不要な情報はこぼれてあなたの頭の中でゴミ化することはありません。

情報に接するときに、自分自身のテーマを意識し、情報がどのようにそれとかわるのか、情報同士のつながりを意識すると自然に要・不要が明確になる

 他人と同じ情報を持っていることを安心材料と考えるのではなく、自分オリジナルの考え方を生み出すことに重点を置きましょう。

 次回は、頭から余計な情報を「捨てる技術」。

著者紹介:永田豊志(ながた・とよし)

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 知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。

 リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。

 ビジネスマンの「知的生産性の向上」をテーマに精力的に執筆・講演活動も行っている。近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)、『すべての勉強は、「図」でうまくいく』(三笠書房刊)がある。

連絡先: nagata@showcase-tv.com

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