同期入社に教えてもらうiPhoneの使い方iPhone買っちゃった!?・最終回(2/2 ページ)

» 2014年03月25日 11時00分 公開
[美崎栄一郎,Business Media 誠]
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iPhoneユーザーの夜の習慣

 藤堂は、iPhoneで『日本経済新聞 電子版』を読んでいた。その最中に伊達浩志からのメッセージが入った。何だ? と思っていると、続けざまにもう1件メッセージが入った。同期の加藤亜樹からだ。

 《 三島パーツ株式会社の広報の加藤です。紹介いただいたネタで田島部長のアポが取れました 》

 お、さすが仕事が早いな。ということは、もしかしたら俺も同席することになるかもしれないから、部長の前で恥をかかないためにも、もうちょっと情報収集をしておくかな。藤堂が『日本経済新聞 電子版』をiPhoneで読んでいる理由は、記事の自動収集機能にある。特定のキーワードを入力しておけば、それに関係する記事を自動的にクリップしてくれるのだ。

 新聞記事の場合、いくら目を皿のようにしても見逃してしまうことはあるが、自動クリッピングだと見逃すことがない。藤堂は自分がいま興味のあるキーワードや自社のビジネスに関連するキーワードを日々チェックしている。デジタル版ならではの機能だ。

 デジタル版では新聞が刷り終わったあとに出たネタがデジタル版速報として記事になる。ネットで情報が取れるようになったとはいえ、きちんとした情報リテラシーを持つ記者が書いたモノのほうが信頼度も高いと藤堂は思っている。

 情報収集をして活性化した頭をクールダウンするために、「週刊少年ジャンプ」の公式アプリ「ジャンプ LIVE」を起動した。大好きな鳥山明のマンガ『ドラゴンボール』を読むことにした。子どものころは全巻持っていたが、大人になるにつれ読まなくなり、近所の子どもにあげてしまった。だが、あらためてiPhoneで読むと、あのときの感動がよみがえってくる。それに、iPhoneの中で読む分には、物理的な書棚を占有しないので、妻にも叱られない。

 ビジネスモードの頭をプライベートモードに戻し、マンガを読み終えた藤堂は、明日に備えてiPhoneを机の上の充電器にセットした。(終わり)

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