書きやすいタッチペンを探し続けて幾年月。6月18日、三菱鉛筆から毛の生えたものが発売されるとのことで、一足早くその使い心地を試してみました。
2014年5月17日〜5月23日
5月10日からのウィークリーアクセスランキングトップは「ノートPC疲れを軽くする“無重力姿勢”、試してみる?」で、肩や首まわりの不調を感じているビジネスパーソンの多さをうかがわせるものとなりました。
2位にはTOP10記事の「そのケーブル、絡まらずに持ち歩けますよ!」がランクイン。
3位は連載「あせらない練習」から「自分にあるもので、何ができるかを考える」でした。この記事により“ないものねだり”をするより、“自分には何があるか”を考えることの大切さを再認識させられました。
スマホやタブレットなどのスマートデバイスを利用するとき、皆さんは何を使って操作しますか? ほとんどの人は「指」だと思います。「いちいち操作のために、道具を取り出していられない」「手書きに勝るタッチペンに出会ったことがない」「余計なものが増えるのがイヤ」――人それぞれの理由があると思います。
でも、タッチペンにはタッチペンの利点がありますよね。画面が汚れないことや指よりも細かい描写ができることなどです。これからの季節だと、汗をかいた指でタッチしたときの誤動作を防ぐ、ということも挙げられるかもしれません。
では、タッチペンを使わない人が口にする前述の3つの理由が排除された製品が出てきたら、「買ってみようかな」と思いませんか。
今回、「これがそれかもしれない!」と思える製品を三菱鉛筆が6月18日に発売するという情報を得ました。製品名は『ジェットストリーム スタイラス』。何とその製品のペン先には毛が生えているというのです。
この“毛”の正体は、特殊繊維「Agファイバー」。タッチペンの多くが、導電性シリコンゴムを利用していますが、この製品のペン先には、シルバーメッキされた特殊繊維が植毛されています。これにより、ペン先を押し付けずに、操作に必要な面積を確保でき、軽い力で操作できる、というわけです。
実際に使ってみました。
予想以上に、軽いタッチで操作できるため、ストレスを感じずに描くことができました。細かい線を描写できる点、滑りの良さという点で手書きより良いかもしれません。
また、このタッチペンはスリムなのに黒・赤・青の3色ポールペン内蔵。本体に表示してある「赤」「黒」「青」の印にクリップ部を合わせれば、望みのインク色のボールペンが繰り出されるため、書き始めてから「あ、黒で書きたかったのに!」ということはなさそうです。
インクは油性ながら滑らかに描け、速乾性があり、ダマになりにくい三菱鉛筆独自のジェットストリームインクを使用しており、0.5ミリという細いペン先を採用しているため、メモを取ることの多いビジネスパーソン向けといえます。
つまり、いつも使っているペンをこれに変えれば、スマートデバイス操作のために“わざわざ”取り出すわけではなく、メモを取るために手にしていたものを使え、さらに筆記用具もこれ1つで済むため“余計なもの”を持ち歩く必要もない、ということになります。
軸はネイビー、ピンク、ブラックの3色展開で、つや消しアルミのため、ビジネスシーンにも問題なく溶け込みそうです。価格は1800円(税抜)。
販売までまだ間がありますが、店頭に並んだら、試してみてはいかがでしょうか。
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