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コンパクトドキュメントスキャナ、ScanSnapと“最強のライバル”を比べてみた(中編):ガチンコ対決!2009秋の陣(3/3 ページ)
コンパクトタイプのドキュメントスキャナ、PFU「ScanSnap S1300」とキヤノン「imageFORMULA DR-150」のガチンコ対決。中編となる今回は、実際に書類をスキャンしてみての使い勝手を中心にお届けする。
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また、150dpiで生成されたPDFを見ると、やや文字がにじんで見えるキヤノンimageFORMULA DR-150に比べ、PFU ScanSnap S1300で生成されたPDFのほうがシャープネス処理がかかっており見やすい印象だ。もっとも、300dpiになるとこうした差はほとんどなくなるうえ、カラーの発色についてはキヤノンimageFORMULA DR-150のほうが鮮やかに見える。総合的に考えると、150dpiを中心に使うのであればPFU ScanSnap S1300が有利、300dpiであればキヤノンimageFORMULA DR-150が有利と言えそうだ。
発色についてはPFU ScanSnap S1300(左)よりもキヤノンimageFORMULA DR-150(右)が鮮やかで、色の深みもある。元の書類がインクジェットプリンタで出力した画像であることを考えると、オリジナル以上に写真らしく補正する傾向にあるようだ
OCRについても触れておこう。今回用意したダミーテキストにおいては、キヤノンimageFORMULA DR-150のほうが明らかに精度が高かった。特にキヤノンimageFORMULA DR-150については、OCRのオンオフがスキャンの所要時間にほとんど影響を及ぼさないこともあり、つねにオンにしておくといった使い方が現実味を帯びてくるだろう。
(左)PFU ScanSnap S1300でのOCR結果(150dpi、24bitカラー固定、文字向き検知なし)。日本語・アルファベットともにかなりたどたどしい内容。(右)同じくS1300でのOCR結果(300dpi、カラー白黒自動判別、文字向き検知あり)。150dpiに比べるとかなり改善されているが、アルファベットについては誤りが散見される
(左)キヤノンimageFORMULA DR-150でのOCR結果(150dpi、24bitカラー固定、文字向き検知なし)。日本語モードでOCRを行っているせいか、アルファベットと数字の組み合わせに難があるが、日本語はほぼ完璧。(右)同じくDR-150でのOCR結果(300dpi、カラー白黒自動判別、文字向き検知あり)。アルファベットと数字の組み合わせも含め、ほぼ完全に再現できている
次回はそれぞれのオリジナル機能をチェック
以上、今回は両機種の読取速度や画質の違いについてをお届けした。次回後編では、両機種の特徴的な機能や、据置型との比較などから、最終的にどちらが“買い”なのかをまとめてみたい。
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