インタビュー
» 2016年01月27日 08時05分 公開

水曜インタビュー劇場(ヒットの秘密公演):ミドリムシが、この5年で6倍も売れたワケ (4/6)

[土肥義則,ITmedia]

認知度50%のいまが難しい

出雲: このような状況を受けて「このままではいけない。なんとかしなければいけない」といった声が増えてきたのではないでしょうか。そうした声が50%くらいになるころが、事故は最も多かったはず。そして、50%の人が「左側通行にしよう」となって、その後も左側を走るクルマが増えて、100%になったときに事故は激減したのではないでしょうか。

 このように新しい技術やモノが社会に導入されるときというのは、50%の人に認知される、50%の人に使ってもらう。そのようなタイミングが一番難しい。

土肥: ミドリムシの認知度は50%……つまり、一番難しいと?

出雲: はい。日本でクルマの左側通行が定着したときのように、いまは「ミドリムシが定着するかどうか」のタイミングだと思っています。そうしたタイミングで「売り切れです」「2週間遅れます」という対応をしていると、お客さまは離れていくのではないでしょうか。「ミドリムシがないのなら、違う商品にするか」といった感じで。そういう人たちが増えてしまうと、認知度は50%になったけれども、数年後には「そーいえば、一時期ミドリムシが流行ったね」となってしまうかもしれません。

土肥: 「あの人はいま?」ではないですが、メディアから「あのミドムリシはいま?」といった形で取り上げられてしまう。「当時のことをよく知る出雲社長に直撃インタビュー!」などが企画されそう(苦笑)。

出雲: そうした取材を受けないためにも、いまは多少無理をしてでも、お客さまの手元に商品を届けなければいけません。認知度が6割を超えれば、クルマの左側通行のときと同じように、社会に定着していくのではないでしょうか。

ユーグレナはミドリムシの大量培養に成功した

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