なぜあの商品は売れた? 行列研究所が謎に迫る
インタビュー
» 2019年05月15日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(阪神・広島公演):市場は縮小しているのに、なぜトラとコイの国語辞典は好調なのか (5/6)

[土肥義則,ITmedia]

興味深い数字が出てきた

土肥: 第二弾として、今年3月に「カープ仕様」を発売しました。タイガース仕様のときと同様に、予約だけでAmazonランキングの辞典部門で1位に。発売からひと月足らずで、1万部以上も売れているそうで。

ケースのデザインはカープ坊や

奥川: タイガース仕様を発売したところ、多くのメディアからこのように聞かれました。「次は、どの球団の辞書を出すのですか?」と。そのときは、まだ決まっていなかったので、正直に「決まっていません」と答えていました。ただ、広島の問屋さんや書店さんなどから、「広島カープの辞書を出してほしい」という声がものすごく多かったんですよね。熱烈なファンが多いことは有名ですし、「次は、広島でいこう」と決めました。

 タイガース仕様で用例を3つ変えましたが、購入したお客さんからは不満の声がありました。「もう少し増やせないか」といった意見が多かったので、カープ仕様を出す際には増やすことにしました。

土肥: 「鉄人」のところを見ると、「衣笠祥雄の愛称(アイショウ)」と書いていますし、「アピール」のところには「審判(シンパン)にデッドボールだと―〔=抗議(コウギ)〕する達川」といった文言が追加されている。

前見返しにはマツダスタジアムの写真を掲載

奥川: 用例に、誰もがカープレジェンドと認める11人の選手を掲載しました。タイガース仕様のときと同様に、項目を新たにつくるわけにはいきませんので、用例を追加する際に、3つのルールを決めました。1つめは歴代のレジェンドをリスペクトする、2つめは現役選手は使わない、3つめは批判的な文言を入れない。

 「ミスター」のところで、タイガース仕様のときには、そのまま掲載していたんですよね。「―ジャイアンツ」と。でも、これではちょっと……といった意見がありましたので、カープ仕様では「―赤ヘル〔=山本浩二〕」にしました。また「軍」のところも、「女性―・巨人(キョジン)―」となっていたので、カープ仕様では「女性―・打倒(ダトウ)巨人(キョジン)―」としました。

土肥: カープにちなんだ用例はどのくらいのあるのですか?

奥川: 数字は公表していませんので、ぜひ探していただければ。

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