インタビュー
» 2019年06月18日 05時00分 公開

デジタルやSNSで人は幸せになれない:「人類最強のメモ術」を教えよう――発達障害乗り越えた「世界的ベストセラー作家」を直撃 (4/4)

[小林義崇,ITmedia]
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“人生のデザイン”は誰にでもできる

――誰でもキャロルさんのように自分の人生を自分でデザインできますか?

 はい。私が疑いなく言えることは、誰であっても自分の人生をより良いものにできるということです。

 もちろん、人生にはうまくいかないこともいっぱいあります。そのことに対して、「ひどい」「不公平」といった見方もできますが、「自分の人生をより良くするチャンス」と捉えることもできる。

 このことに気付き、自分にとって好ましくない物事を全て変えることができれば、より良い人生を手にすることができるでしょう。例えば普段使っているイスが気に入らないと気付けば、バレットジャーナルにその気持ちを書き記し、そのイスを今日にでも自分の空間から排除すればいい。そして明日は気に入らない植物を捨てたり、あまり好きではない知り合いとのつながりを断ったりするのかもしれませんね。

 逆に、人生の中で「いいな」と思うことに気付くことも大切です。いちいち考えなくても「これが好き」と言えるものは誰にでもありますよね。友人といる時間かもしれませんし、新しいことを学ぶ時間かもしれません。そうした自分の感情に気付けば、自分が好きなことにより多くの時間を費やせばいいのです。

 好奇心の対象となるのは、人々が関心を注がないような微細な存在ということも少なくないですから、よほど注意をしないと見過ごしてしまいます。でもバレットジャーナルを使って自分が経験したことや感情をノートに書き記せば、自分の人生の中で破壊的なものを外し、自分の好奇心が自ずと駆り立てられるものを見いだすことができるでしょう。

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――ありがとうございます。最後に、もし世界中の人がバレットジャーナルを使うようになれば、どんな世界になるとお考えでしょうか。

 おそらく、望みを失っている人々が今よりもずっと減るでしょう。自分の欲するものを知り、信念をもって行動できる人が増え、物ではなく経験に価値をひも付けるようになると思います。その先には、多くの人が他者に貢献する人生を歩むようになるのではないでしょうか。私は、そう信じたいです。

著者プロフィール

小林義崇(こばやし よしたか)

1981年生まれ、福岡県北九州市出身。埼玉県八潮市在住のフリーライター。西南学院大学商学部卒。2004年に東京国税局の国税専門官として採用。以後、都内の税務署、東京国税局、東京国税不服審判所において、相続税の調査や所得税の確定申告対応、不服審査業務などに従事する。2014年に上阪徹氏による「ブックライター塾」第1期を受講したことを機に、ライターを目指すことに。2017年7月、東京国税局を辞職し、ライターとして開業。TwitterWebサイト


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