5回に渡って、QOWLによる「働きがい研究会」で得た知見を基に、「働きがいのある会社に共通する4つの要素」について書き連ねてみた。とにかくこの活動は、気付きや次のアクションにつながるヒントが多かったので、最後にポイントをおさらいしておきたい。
(1)QOWLの各社は同じ4つの状態を作り出そうとしていた
「働きがいのある会社」に選ばれたQOWLの各社は、偶然にも同じ4つの状態を作り出そうとしていた。
この4つだ。
維持する、保つ、という語尾になっているのは、一度やったらおしまいではないということ。人は忘れるし、慣れる。環境も変化するし、大事にするものも変わる。考え続けて、やり続けないとダメなのだ。
(2)4要素の実現施策は、各社で全く違う
4つの状態を作り出すために各社がやっている施策はバラバラだった。他社のやり方をそのまま取り入れてもダメで、自社にあった形を模索しないといけないのだ。
各社の多様な取り組みを見て、いろいろと考えさせられたことが多かった。
(3)自問自答することで、次の一手を探し出す
QOWL各社の取り組みを受けて、ケンブリッジが新たに始めた施策はいくつもある。シャッフルランチ、カエルBar、パルスチェック、ケンブリッジで働く理由の書き下ろしなど……。各社の取り組みをヒントにしているが、ケンブリッジなりにかなりアレンジしている。自問自答しながら、自社に何が足りていないのか、どうすると自社に根付く施策が出せるかを考える必要がありそうだ。
コンサルティング会社 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズのコンサルタント。一級建築士。ファシリテーションとITを武器に変革プロジェクトを支援しています。
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