さて、肝心のモバイルバッテリーだが、一口にPD対応といっても、15W未満のものから100Wほどまで、出力電力はさまざまだ。選ぶときにはまず、自分が使っているPCが何W以上からの給電に対応しているかを確認しておきたい。LAVIE Pro Mobileの場合は、15W以上のPDに対応しているため、ほとんどのPD対応モバイルバッテリーで給電可能だ。
ただ、ワット数は少し大きめのものを選びたい。ワット数がギリギリのものだと、ネットに接続したり、画像を編集したりしてCPUに負荷が掛かっているときに、給電が追い付かないことも多いからだ。スリープ中や電源オフの状態でしか、ノートPCの内蔵バッテリーを充電できない可能性がある。
ちなみに筆者が使っているのは、「AlsterPlus」というドイツ製のモバイルバッテリーだ。容量は2万7000mAh。海外のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で手に入れたが、現在は国内でも「TokyoMac x MacPerfect」というECサイトから購入できる。
AlsterPlusの最大のポイントは、モバイルバッテリーとしてはもちろん、USBハブとしても使えるところだ。最大100WのPD対応USB Type-Cポートを2つ備えるだけでなく、QC(クイックチャージ)3.0対応のUSB Type-Aポートも2つ搭載。ノートPCやスマホ、タブレットなどを電源ボタン近くにあるUSB Type-Cポートにつなぎ、余っているポートにキーボードやマウス、外付けストレージなどをつなげて使うことができる。
PD対応のノートPCは増えてきているが、中にはUSB Type-Aポートを搭載していないものもある。代表的なものでは、MacBookシリーズ、DELL XPSシリーズなどだろうか。他にも、モバイル性を重視してUSBポートを少なくしているノートPCもある。そうした端末を持っている場合は、ハブ機能は重宝することになるだろう。
他にも、ダンボーバッテリーでおなじみのcheeroからも、PD対応モバイルバッテリーが多数発売されている。
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