※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
さらには、その領収書は経理部ではなく回収したDr.経費精算側が申請内容や添付ファイルと一致しているかを確認する。不一致や投函漏れがあれば、Dr.経費精算から通知がいく仕組みになっている。これまでの経費精算作業で最も面倒だった領収書の整理や台紙への貼付、そして経理部側での内容の確認や付け合わせが効率化されているのだ。
領収書をポストに投函(とうかん)すれば、申請データとの突き合わせや保管も行ってくれる
また、これまでは経費精算の承認者は日付や金額が正しいかを確認することが必要だったが、このサービスではオペレーターが入力していることに加えて、原本回収後に付け合わせ作業を行うため、承認者は「経費としての使途が正しいか」を判断するだけだ。
では、原本の保管はどうなるのかというと、Dr.経費精算が用意した倉庫に7年間保管され、どうしても原本が必要になった際にはいつでも取り寄せられるサービスになっている。
撮影された画像が申請内容と紐(ひも)づけられていれば、原本を取り寄せるようなことはほぼ起こらないと思うが、法的な保管要件を満たすためにこのような形を取っている。
電子帳簿保存法に対応しなくても、導入企業からすれば自社で原本を保管する必要がなくなり、申請から承認までの過程で原本回収と確認の手間が大幅に削減される。効率化にならない電子帳簿保存法に対応するよりも、圧倒的に経費精算の手間を削減できる非常に現実的なソリューションが提供されている。
利用料には月額7万円から(領収書の枚数に応じて変動)と経費精算システムにしては高額の設定になっているため、経費精算のボリュームがそれなりにある企業にしかオススメはできないが、真摯に「業務の効率化」に向き合ったサービスの一つとして紹介させていただいた。
- freeeを受け入れられないベテランたち 成功事例と失敗事例
導入後にバックオフィスの担当者による賛否が真っ二つに分かれるのが会計freeeの特徴だ。freee導入によって大幅にバックオフィスが効率化された会社もあれば、逆に全く使いこなせずに現場が混乱し、結局従来の会計ソフトに戻してしまった会社もある。成功と失敗を分けたのは何だったのか?
- SaaSはバックオフィスの何を変えるのか
バックオフィス業務を支える便利な道具に、SaaS(サース)がある。営業やマーケティングの分野が先行して導入が進んだが、ここにきてバックオフィスにもSaaSの活用は広がっている。SaaSを導入して効率化された企業もあれば、逆にうまく活用できずに生産性が下がってしまったという企業もある。その違いはどこにあるのか。
- マネーフォワードがSaaSビジネスのKPIを開示 19年11月決算
SaaSビジネスでは、顧客ごとに業績を分析するユニットエコノミスクを利用する。いったんユーザーを獲得すれば継続的に売り上げが生まれるSaaSモデルの特性から、企業全体の売り上げやコストというよりも、顧客あたりの、獲得費用、売上高(ARPA)、解約率(チャーンレート)によって事業を評価する仕組みだ。
- freee“10倍値上げ”問題から考えるサブスクエコノミーの落とし穴
今週上場したfreeeの波紋が後を引いている。freeeが提供する法人向け会計サービス内容の改定が今月上旬に発表され、これが実質“10倍値上げ“になるとSNS利用者の間で解釈されたためだ。
- マネーフォワードがSaaSビジネスのKPIを開示 19年11月決算
SaaSビジネスでは、顧客ごとに業績を分析するユニットエコノミスクを利用する。いったんユーザーを獲得すれば継続的に売り上げが生まれるSaaSモデルの特性から、企業全体の売り上げやコストというよりも、顧客あたりの、獲得費用、売上高(ARPA)、解約率(チャーンレート)によって事業を評価する仕組みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.