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“コロナ後”に焼き肉店が過去最高の売り上げ 中国で奮闘した日本人社長、汗と涙の全記録アフターコロナ 仕事はこう変わる(7/7 ページ)

» 2020年05月22日 05時00分 公開
[三ツ井創太郎ITmedia]
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門前払いされた大家から好条件のオファー

 著しい経済成長の追い風で成長してきた中国深セン市の多くの飲食店が、今回の新型コロナウイルスの影響で閉店を余儀なくされました。商業施設などは半分以上の飲食店が撤退し、空きテナントとなっている状態です。そんな中で、営業再開して多くのお客さまが来店している福庭社長の会社には、好条件の出店オファー多数寄せられているそうです。さらに、以前、家賃交渉をしに行って門前払いされた大家さんからも、「ぜひお店を続けてもらいたいので、家賃を下げさせて欲しい」という申し出もありました。

 日本でも緊急事態宣言の解除が進み、飲食店経営者の方々から「ようやく今までの営業に戻れる」という安堵の声が聞こえるようになりました。しかし、考えなくてはならないのは、新型コロナウイルスはいったん終息しても、感染を繰り返す可能性があるということです。これは他国の事例を見ても明らかです。

 こうした中で、今からでも遅くないのでぜひ皆さまにも「after&withコロナ」の経営体制を構築して頂ければと思います。

 最後になりますが。新型コロナウイルスに罹患された皆さまおよび感染拡大により経営に影響を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます

 今回の記事が少しでも皆さまのご参考になれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。

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著者プロフィール

三ツ井創太郎

株式会社スリーウェルマネジメント代表。数多くのテレビでのコメンテーターや新聞、雑誌等への執筆も手掛ける飲食店専門のコンサルタント。大学卒業と同時に東京の飲食企業にて料理長や店長などを歴任後、業態開発、FC本部構築などを10年以上経験。その後、東証一部上場のコンサルティング会社である株式会社船井総研に入社。飲食部門のチームリーダーとして中小企業から大手上場外食チェーンまで幅広いクライアントに対して経営支援を行う。2016年に飲食店に特化したコンサルティング会社である株式会社スリーウェルマネジメント設立。代表コンサルタントとして日本全国の飲食企業に経営支援を行う傍ら、日本フードビジネス経営協会の理事長として店長、幹部育成なども行っている。著書の「飲食店経営“人の問題”を解決する33の法則(DOBOOK)」はアマゾン外食本ランキングの1位を獲得。


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