ヘルスケアデバイスを手掛けるフランスのWithings(ウィジングズ)は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出規制時に、各国の生活スタイルがどのように変化したかをまとめたレポートを発表した。
データは同社のデバイスで計測されたユーザーの体重、睡眠など活動のデータをまとめ、集計したもの。ユーザーデータの調査対象国は日本、オーストラリア、中国、フランス、スペイン、イタリア、米国、スイス、ドイツ、英国、アイルランドの11カ国。各国それぞれの緊急事態宣言、またはロックダウン期間中に集計した。期間が不明または継続中の場合、フランスのロックダウン期間を使用した。
調査によると、通勤がなくなったせいか、今回集計した全ての国において睡眠時間が伸びたことが分かった。11カ国中、最も睡眠時間が長かったのがフランスで、平均睡眠時間は17分以上伸び、7時間54分に達した。
最下位は日本で、平均睡眠時間は8分34秒しか伸びなかった。さらに、自粛期間中でも睡眠時間は平均7時間を超えることができず、6時間54分と最短だった。同社製品で睡眠データをもとに算出する「Sleep Score」を見ても、日本のスコアは最低となる平均62点で、自粛期間中に2点だけ伸びたという。日本人の睡眠は質・長さともに世界最低レベルであることが浮き彫りになった。
歩数については、同社の「アクティビティトラッカー」および「Health Mateアプリ」で記録されたデータを集計した。その結果、ロックダウン期間中に1日の平均歩数の変化が最も少なかったのはドイツで、わずか5%の減少率だった。一方、1日の平均歩数が最も減ったのはスペインとなり、49%と半分近く落ち込んだ。
日本は20%の減少率にとどまり、調査対象国のなかでは中間程度の落ち込みとなった。同社によると、各国で多くのユーザーが1日の目標歩数を1万歩に設定しているものの、外出期間中においては、中国とフランスのユーザーの歩数は1日平均2000歩台にまで減少した。
体重についても興味深い結果となった。日本では緊急事態宣言前後で「自粛太り」という言葉が広がったが、世界でも体重増加の影響が表れた。
外出規制によって体重が500グラム以上増えたユーザーの割合を調査すると、その比率が最も高かったのはオーストラリアで49.09%だった。次いで、米国47.29%、英国46.42%と続いた。日本は最下位だったものの、40.62%と4割を超えた。
増加した体重の平均でもオーストラリアが最も多く、平均460グラムとなった。日本は平均260グラムで6位だった。最も体重増加を抑えられた国がスイスで、わずか平均150グラムの増加にとどまった。
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