クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
連載
» 2020年10月05日 07時30分 公開

池田直渡「週刊モータージャーナル」:RAV4 PHVとHonda e予約打ち切り どうなるバッテリー供給 (1/7)

トヨタRAV4 PHVと、ホンダのHonda eの予約注文が中止になった。両車とも想定以上に売れたことが理由なのだが、トヨタははっきりとバッテリーの供給が間に合わないと説明している。ホンダは予定生産台数の国内配分枠を売り切ったからというのが正式説明だが、まあおそらくは、その予定生産量を決めているのはバッテリーの供給量だと踏んで間違いはあるまい。

[池田直渡,ITmedia]

 トヨタRAV4 PHVと、ホンダのHonda eの予約注文が中止になった。両車とも想定以上に売れたことが理由なのだが、トヨタははっきりとバッテリーの供給が間に合わないと説明している。ホンダは予定生産台数の国内配分枠を売り切ったからというのが公式説明だが、まあおそらくは、その予定生産量を決めているのはバッテリーの供給量だと踏んで間違いはあるまい。

大人気のトヨタRAV4 PHVは予約を中止した。バッテリー供給の問題だ

 予約なんて取れるだけ取ればいいと思うかもしれないが、そこはまた一筋縄ではいかない。政府のCEV(Clean Energy Vehicle)補助金の補助額は動力タイプごとに異なるし、対象車種と金額は、年度ごとに改訂される。

 受注したはいいが、年度の申請期限内に納車できないと、補助金の交付条件が変わってしまうおそれがあるため、納期がずるずると伸びることは許されない。年度内に納車できる分以上の受注は、ユーザーの支払い総額に影響を与える可能性があるのだ。万が一ユーザーに迷惑が及ぶことを考えれば、メーカーとしては予約を打ち切るしかなかったのもよく分かる。

 環境技術が投入されたCEVはそれなりに値が張るものなので、現状では補助金と一体になっており、制度の恩恵と関係なしに成立できない。RAV4 PHV とHonda eの予約中止はそれを浮き彫りにしてみせた。

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