2.データ通信費プレゼント、営業する店舗に補助金
市内でレジャーを楽しんでもらうため、観光施設の入場料を無料にしたり、「消費券」と呼ばれるクーポンを配布する自治体も多い。
江蘇省昆山市は、市内の体育館など公共施設を無料開放するほか、外地出身者で帰省しない人を対象に、飲食店やスーパー、観光施設で使える新春クーポン計1500万元分を発行する。
福建省安渓市は、市内に残る外地出身者に対し、路線バス、観光地を無料にする。
鮮明な大盤振る舞いを行うのが、世界最大級の流通市場があり、中国中から人が集まる浙江省義烏市だ。同市で2月11日から26日まで利用できる消費券500元分をアリペイを通じて配るほか、20Gバイト分のデータ通信もプレゼントする。また、不動産のオーナーに半月以上の賃料減免を呼びかけ、春節期間に営業する飲食店、コンビニなどにも2000〜10万元の助成金を出す。
出稼ぎ労働者が多い上海市は、帰省しない人に通信費、医療費を補助し、エンターテイメントチケット、軽食を提供。
広州市の労働組合は、オンラインスポーツイベント、映画チケット、フィットネスチケットの他、一部地区でマスク、アルコール消毒剤などを支給する。
これらのやり方は、出稼ぎ労働者には帰省しない「得」、商店には営業する「得」を示す方法だ。
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