――少額投資機能のあと、IPO、iDeCo、FX、そしてカバードワラントと商品を拡充してきた。現在、顧客が要望している商品はどのようなものなのか。
さらに分かりやすいものにしたい。FXよりもカバードワラントのほうを早く提供してもよかったかもしれない。カバードワラントは「ネオW」というサービスで、1週間後の日経平均を予想という商品。1週間後の株価を予想する練習をしてほしい。
このあとは、初心者向けということを大きく外さずにやりたい。投資信託は全くやるつもりはない。数千ファンド集めても選べないからだ。債券という言葉も分からない。初心者にとって、「聞いたことがある」「ネットやテレビで見た」というものを取り扱っていきたい。
今後、金融サービス仲介業が始まる。銀行、証券、保険でその仲介が横串でできるようになってくる。そのとき、銀行サービスや保険を初心者向けにシンプルに提供したい。キーになるのが、資本を入れていただいたSMBC。深く提携して、銀行の初心者向けサービスを提供したり、SBIの保険を提供したりと、最終的には若年層、初心者向け総合金融会社に仕上げていきたい。
――LINE証券など、いわゆるスマホ証券の競合が出てきている。他社に対する優位性をどのように考えているか。
徹底して初心者、若年層向けしか考えない。例えばLINE証券は経験者も取りにいっており、目指す方向性が違うと思う。投資家のツールになっていくのではないか。ネオモバイル証券は、軸をぶらさず初心者に特化していく。それが大きな差別化だ。
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