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トルコ家電メーカーとの合弁へ海外家電事業を移管、日立GLSは何を目指すのか家電メーカー進化論(6/6 ページ)

» 2021年02月18日 07時00分 公開
[倉本春ITmedia]
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「日立」にこだわらずオープンな協創で世の中を変える

 谷口社長は自社について「日立GLSは、日立グループのなかでも稀有な会社」だと評す。その理由は「家電などを通じて生活者との直接のインタフェースを持つ」ためだという。生活者を理解し、社会や家庭の課題をくみ取り、その課題解決に必要なサービスを提供することが、同社の役割だとした。

 従来、企業は単独で問題解決に取り組むことが多かったが、社会が変化し、各企業が得意とする分野を持ち寄ってオープンに協創する流れが生まれている。日立GLSが、GROOVE Xやアルチェリクとの協業を実現したのも同様の流れによる。

 谷口社長は最後に「今後もさまざまな得意分野を持つプレイヤーとコラボレーションし、ビジネスや社会の変化のスピードに追従しながら、生活者にこれまで以上の価値を提供していきたい」と、同社の未来の姿を話した。

緊急事態宣言下のため、Zoomで行われたインタビュー。谷口氏は、にこやかに日立グループとGLSの大きな未来を話してくれた
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