西武園ゆうえんちで再確認、観光アクセス鉄道の役割と効果杉山淳一の「週刊鉄道経済」(4/7 ページ)

» 2021年05月21日 08時00分 公開
[杉山淳一ITmedia]

 その商店街の雰囲気からつながる丘の上に「夕陽館」という映画館がある。外観はレトロだけれども中身は最新技術の「ゴジラ・ザ・ライド」だ。これはもう言葉では表現できない激しさと面白さ。「どうせ4DXみたいなものだろう」と思ったし、上映開始後は視野全体にスクリーンがあって「なるほど、IMAX+4DXか」と思ったら、とんでもない。想像を遙かに上回る。誰が思いついたんだ、こんな仕掛け。

映画館「夕陽館」の建物は、夕焼けに映える角度で造形された(西武鉄道提供)

 内容は体験してのお楽しみで野暮なことは書かないけれど、アドバイスとしては「ポケットの中身はすべてバッグにしまって椅子の下のネットに入れておきなさい」だ。私は肘掛けにつかまったり、ベストのポケットを押さえたりとかなり慌てた。ペットボトルを落とした記者もいた(笑)。

閉園したとしまえんから鉄道アトラクション「チャレンジトレイン」を移設。夕日ヶ丘に合わせたデザインになった(西武鉄道提供)
手塚治虫キャラクターのエリア「レオランド」を一周する「夕日列車」。レオとライヤを探しに行くストーリー仕立て
レオライナーは園内を通り抜ける。西武園ゆうえんち名物の「オクトパス・アドベンチャー」のタコさんは3代目

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