日本は子どもを育てやすい社会と思わない人が51.0%――そんな結果が、インターネットリサーチを手掛けるマイボイスコム(東京都千代田区)の「育児」に関する調査で分かった。同調査は今回で5回目。
一方で育てやすいと思う人は、「そう思う」「まあそう思う」合わせて16.0%だった。育てやすいと思わない人は女性の10〜30代で各6割弱だった。また、子どもがいない人、配偶者・パートナーの子育て関与度が低い層でも比率は高かった。
理想とする生活パターンを尋ねると、最も多いのは「結婚して子どもを持ち、夫婦ともに働く」が25.8%、次いで「結婚・出産後、妻はいったん退職し子育て後に再就職(夫は継続就業)」が18.8%、「結婚し、妻は専業主婦」が15.5%だった。男性の10〜30代では「結婚しない」を選ぶ人が2割弱と、他の層よりやや高かった。
子育て・子どもを持つことの考え方を聞いたところ、「子どもを育てることで、自分も成長する」「子育ては、思った以上に大変である」が各40%台だった。過去調査と比べ、「子どもを育てることで、夫婦や家族の愛情が深まる」は減少した。配偶者やパートナーの子育て関与度が高い層では、「子育ては楽しい」の比率が高かった。
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