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» 2021年10月27日 07時00分 公開

コンパクト家電ブランド「レコルト」が、ブランド発足時から海外展開できたワケ家電メーカー進化論(6/7 ページ)

[コヤマタカヒロ,ITmedia]

モデルチェンジしながらロングセラーを作る

 09年に家電市場に参入してから、調理家電を中心に展開してきたレコルト。今後の課題の一つが販路の拡大だ。もともとインテリア系雑貨店を中心に販売してきたが、昨年よりヨドバシカメラでの取り扱いをスタートしている。

「家電量販店で本格的に取り扱うとなると、さらに製造スピードが求められます。それに応えられるよう、工場とも連携しています。各所との協力をさらに強化し、販路の拡大にも力を入れていきたいと考えています」(岡野氏)

 販路の拡大に加えて、もう一つ力をいれている点が商品企画だ。近年、開発メンバーを増員したことが実り始め、秋以降、複数の新製品を予定しているという。ただし「一瞬話題になって終わり」といった商品は展開したくないと岡野氏は語る。目指しているのはスタンダードになる商品であり、ロングセラーを目指せる家電だ。

 「多くの工場とつながっているので、いろんな企画や提案がきます。とはいえ、一度きりの関係で終わってしまう関係や商品は考えていません。

 そういう中でも、『ゆで卵が1つだけできる』というような、ちょっと面白い家電はたまに作っています。そういう楽しい商品も好きですし、お客さんにレコルトの名前を忘れてほしくないとも思っています」(岡野氏)

今年発売したゆで卵を1つ作れる『エッグスチーマー』。一人暮らしの忙しい朝にぴったりな家電だ

 実際にレコルトがこれまでに販売した製品を見ると、時代に合わせて細かくモデルチェンジはしているものの、ロングセラーが非常に多いのが分かる。大ヒットした、ソロブレンダーや、プレスサンドメーカーもより使いやすく進化しながら、販売を継続している。

15年に発売した初代の『プレスサンドメーカー キルト』と19年発売のリニューアルモデル。デザインが変わり、具だくさんホットサンドが作れるように進化している

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