美顔器やボディ用美容機器のカテゴリーのメーカー別マーケットシェアで2年連続1位(2018・19年、富士経済「美容家電&健康家電マーケティングトレンドデータ2020」)を獲得するなど、美容家電ジャンルにおいて、確かな存在感を示しているのがヤーマンだ。21年4月期の売上高は366億円にも達する。
主力商品は美顔器やIPLという光を利用して脱毛を行う光美容器、フェイススチーマーなど。日本市場はもちろんのこと、中国市場でもブランドを確立し、海外市場での足場を固めている。
さらに近年は、俳優の武田真治氏をCMに起用し、男性も使えることをアピールしたウェアラブルEMS美顔器「メディリフト」や、美顔器機能を搭載した「リフトドライヤー」など、新しいカテゴリーの製品も積極的に展開している。美容家電領域で挑戦を続けるヤーマンの戦略について、取締役でブランド戦略本部長の戸田正太氏に話を聞いた。
ヤーマン株式会社 取締役ブランド戦略本部 本部長 戸田正太氏。00年入社。サロン営業やTV通販の営業などを担当。また多くのヒット商品を手掛け30歳で執行役員に昇格し、32歳で取締役に就任。現在はヤーマンのブランド戦略全般を担当
- 快進撃を続けるアイリスオーヤマ、家電開発部長に聞く「なるほど家電」の作り方
アイリスオーヤマの家電といえば、シンプルな機能とリーズナブルな価格帯に加え、他メーカーにない便利機能を搭載した「なるほど家電」が特徴だ。この「なるほど」機能の発想はどこから出てくるのか。アイリスオーヤマの家電開発部をまとめる執行役員 家電開発部部長 原英克氏に話を聞いた。
- “パナの特許”と“世界ブランド”でイノベーション 2万円トースター誕生の裏側
千石の手掛ける「アラジン」のオーブントースターは、特許技術の高性能ヒーターとレトロなデザインを組み合わせて大ヒット。旧三洋電機の下請け工場として創業したが、今や家電製品の企画、開発、製造、販売まで一貫して行うメーカーだ。家電メーカーになるまでの経緯、今後についてを専務取締役の千石滋之氏に聞いた。
- ニトリも認める老舗メーカー 新社長が挑む「脱・大ヒット」と「全員野球」の哲学
2009年スタートの「ルルド」は、シリーズ累計の販売台数1100万台を突破するほどの人気ブランド。ルルドを手掛けるのは、もともと折りたたみベッドなどの健康器具メーカーで、1992年創業のアテックスだ。約10年前にスタートした健康家電事業の軌跡と、今後の展望について、社長の深野道宏氏に話を聞いた。
- 急成長のサンコーが、「オモシロ家電」を追求する意味とは
「サンコー」といえば、ユニークで一風変わった「おもしろ家電」で知られるメーカーだ。面白さと同時に、コスパの良さと便利さも備え、人気を博している。この「おもしろ家電」を開発できた秘密とは一体何なのか。サンコーの山光博康CEOに話を聞いた。
- AV機器メーカーが電気圧力鍋を開発、大ヒットの秘密は「なんでもできる」の廃止
テレビメーカーであるピクセラの子会社・A-Stageが、ライフスタイルブランド「Re・De(リデ)」を立ち上げ初の製品となる電気圧力鍋を発売。2年間の販売目標を8カ月で達成する大ヒットとなった。ピクセラはなぜ、畑違いの調理家電をヒットさせられたのか。A-Stage社長とピクセラ副社長を兼任する藤岡毅氏に聞いた。
- 「100億円プレーヤーはもう飽きた」変わり続けるバルミューダの野望
2020年12月16日には東証マザーズに上場したバルミューダ。前回はクリーナーを軸に、製品の開発工程や同社ならではのスピード感、デザインへのこだわりについて紹介した。今回は、同社が上場を目指した目的、上場後の未来と野望について、代表取締役社長の寺尾玄氏に語っていただいた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.