こうした施策によって、どのような顧客層を獲得する狙いがあるのか、大場社長は続ける。
「実はフィットネスクラブは、もともと健康意識が高い人でないと、お店になかなか足を運んでくれない経営上の課題があります。ですので、それまで健康に気を遣っていなかった人でも、自社のIPをきっかけにエンタメの延長でお店に足を運んでもらえるようになったらいいなと思います。一度クラブで身体を動かしてもらえば、その面白さが分かってもらえると信じています」
逆に、純粋に健康目的でフィットネスクラブを訪れた客が、こうした施策を目にしたことを機に、新たに自社IPに興味を持つ導線も考えられる。互いに新規顧客獲得が期待できるというわけだ。
近年ではフィットネスクラブも多様化し、eスポーツ選手を養成するための「身体を動かさないスポーツクラブ」も都内を中心に登場してきている。ブシロードウェルビーもこうした流れを受け継いたものかもしれない。
エンタメの力でフィットネス業界にどのような革命を起こせるのか。新たなブシロードグループの挑戦といえそうだ。
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