安倍晋三元首相が7月8日、参院選の応援演説中に元自衛官の男に銃撃され、搬送先の奈良県立医科大学附属病院で死亡が確認された。67歳だった。これを受け、日本商工会議所(日商)が公式Webサイトで談話を発表。三村明夫会頭(日本製鉄名誉会長)は「全力で国家のために尽くされた偉大なる政治家だった」としている。
三村会頭は安倍元首相の訃報に「全力で国家のために尽くされた偉大なる政治家。謹んで哀悼の意を表したい」とした上で「この度のような蛮行はいかなる場合も決して許されるものではない。国家のために尽くした尊い命が奪われたことに、深い憤りと悲しみを禁じ得ない」と犯行を強く非難した。
安倍元首相の功績については、首相に返り咲いた第2次安倍政権に触れ「20年にわたるデフレで苦しんできたわが国の閉塞感を打開すべく果敢に挑み、経済再生の道に大きな突破口を開くなど、わが国の針路に明るい転機をもたらすよう最大限努力された」と指摘。外交面においては「強いリーダーシップで国益のために力を尽くし、各国の首脳からも信頼されるなど、世界におけるわが国のプレゼンスを大いに高めていただいた」と高く評価した。
「コロナ禍はもとより、変動著しい内外情勢など、数十年に一度ともいえる時代の転換点にあって、いよいよこれからも国家のためにご活躍いただけるものと期待していただけに、このような形でご逝去に至ったことは痛恨の極み。只々残念」(三村会頭)
三村会頭は「安倍元首相の生前のご功績を称え、謹んでご冥福をお祈りする」と哀悼の意を表している。
安倍元首相の死去を巡っては、日本経済団体連合会(経団連)と関西経済同友会も談話を発表している。
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