クリエイティブAIの開発業務などを手掛けるラディウス・ファイブ(東京都新宿区)は、個性が反映されたイラストを作り出せるAIイラストメーカー「mimic(ミミック)」のベータ版をリリースした。
【編集履歴:2022年8月31日午前10時36分 ラディウス・ファイブは8月30日、「ベータ版では不正利用を防ぐ仕組みが不十分であると考えたため」ベータ版の提供を全て停止すると発表しました。ここでいう不正利用とは、利用者が著作権を保持していないイラストを、著作権者の許諾なくアップロードすることを指します】
mimicでは、クリエイターのアップロードした15枚以上のイラストからその人の画風を学習。そのクリエイター風の独自の新しいイラストを生成する。枚数が多いほど精度が上がる傾向があるという。
通常のイラスト生成AIは、多量のイラストを学習しさまざまなテイストのイラストを生成するものであることが多い。一方、mimicで使用するAIは「少ない枚数から特定の書き手の個性を捉えること」に特化している。
AIの学習を、パラメータを細かく変更しながら多段的に進行させることによって、個人の個性を捉えつつ、テイストに広がりがありながら、一定以上の品質のイラストを生成することを可能とした。
イラストをアップロードすると、約2時間程度でAIイラストメーカーができあがる。ベータ版では、2つのイラストメーカーを無料で提供し、1つあたり30枚のイラスト生成が可能とした。
同サービスは、クリエイターが抱えるさまざまな課題を解決するために開発した、クリエイターのためのイラスト生成AIサービスとなる。現在はイラストメーカーを2回作成でき、イラスト30枚を提供するフリープランのみを提供している。生成されたイラストの著作権は、イラストをアップロードしたクリエイターが持つ規約だ。
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