――その選手層の厚みなどの強みが、「100年続くK-1」につながるわけですね?
今回負けたことによって、ダダダダダッと崩れていくような組織ではないと思っています。今のK-1には選手が豊富にいるので、その後の興行には影響しないと判断できました。
だからリスクを取って、出ていけたのです。THE MATCHがあった後も、8、9、12月と興行を開催していきます。選手層の厚みがある証明だと思います。人気選手だけに頼ると続いていかないのです。
――THE MATCHでは、中立の実行委員会をつくり、ルール作りを進めました。格闘技の歴史をひもとくと、パッキャオとメイウェザーの対戦も一種の条件闘争的なところがありました。一方でそのこと自体は、スポーツとして普通のことです。武尊と天心のルールでは、当日計量、ワンキャッチ、ワンアタックは相手の頭部のつかみから1発のみ有効など、武尊が不利な条件だったことは指摘されていましたね。
契約体重、ラウンド数など、交渉は長い時間がかかりました。最終的には武尊選手と話し合い、ルールを決めましたね。
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