PayPayは9月21日、PayPayアプリ バージョンv3.57.0以降において、クレジットカードの本人認証サービス「3Dセキュア2.0(EMV 3Dセキュア)」に対応したと発表した。また同社は、「PayPay」の不正利用発生率を発表。不正利用発生率は0.001%と低く、クレジットカードの約50分の1であるとした。
「3Dセキュア2.0」では、契約のクレジットカード会社にあらかじめ登録した通知先などでワンタイムパスワードを受け取り、本人認証を行う。登録したパスワードで本人認証を行う従来の3Dセキュア1.0と比較すると、パスワード忘れの心配もなくより安全、スムーズに本人認証を行うことができる。
昨今フィッシングサイトによる不正利用の被害が増加傾向にある中、同社ではこれまでも不正利用対策として、利用しているスマートフォン以外の端末からアクセスがあった場合にはSMSで通知する2要素認証や、金融機関口座を登録する際の「eKYC」の導入を行ってきた。
これらの施策などの効果により、「PayPay」の不正利用発生率は0.001%にとどまり、クレジットカードの0.047%と比較してセキュリティの高さを訴えた。不正利用の金額ベースではクレジットカードの500分の1以下だとしている。同社は、今回の「3Dセキュア2.0」の対応でさらにセキュリティの強化を実施し、より安全に利用できるようになったとしている。
【訂正:9/22 22:30 不正利用率はクレジットカードの500分の1ではなく、正しくは50分の1とPayPayが情報を訂正したため、記事も修正いたします。】
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