では、このホットワード分析を活用しようとしたとき、ビジネスパーソンは何をどう見ていけばいいのか。
ホットワード分析の中計から見える22年のこれまでの動きとあわせて、宮寺氏がこう解説する。
「22年と21年を比較することで、現在何が起こっているか浮かび上がってきます。22年のホットワードを見ると、ロシアの『ウクライナ』侵攻によって『地政学リスク』が大きく顕在化したことが分かります。それに伴う『価格高騰』などは、企業として非常に気になるところでしょう。
21年には『DX』や『カーボンニュートラル』がホットワードになっていましたが、今年は横ばいです。もちろん企業としては業務効率も環境対策も重要であることに変わりはないものの、それらをしのぐほどの影響をウクライナ情勢はもたらしたといえるでしょう。
その一方で、順位は高くありませんが『リスキリング』『フェムテック』などが登場し、新たな動きとして注目されます」
22年のトピックとして、宮寺氏は4つを挙げている。1つ目はやはり世界情勢、時事関連だ。
「今年は『ウクライナ』一色と言えます。19〜20年は英国の『EU離脱』や『米中摩擦』がホットワードとなっていましたが、それらの比ではないほどの登場数です。その関連で、『サプライチェーンの混乱』や『価格高騰』も高い伸びを示しています」
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