自動車メーカーを巻き込み始めたのは、道路運送車両法が改正され、車検制度が緩和されたころからだ。自動車ディーラーでもアフターパーツを積極的に扱うようになって、カスタム界は一気に広がりを見せた。
しかし品質や安全性の確保を最優先するディーラーでは、その後経営方針や地域性などにより姿勢が別れた印象がある。ディーラーではカスタマイズに関して積極派と堅実派に二極化しているのだ。これは経営母体や地域性、ビジョンや需要などが複雑に絡み合っていて、必ずしも単純化できるものではない。
クルマ自体、ディーラー任せで単なる移動の足として利用する層と、自分らしさをクルマに込めたい層にも二極化しつつある。そして後者のようなユーザーは東京オートサロンに自分らしさを表現するヒントを求めて、会場を訪れ展示車両や各ブースのアイテムをつぶさに見て回るのだ。
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