今回のメディア向け勉強会は、新機能「配置シミュレーション」のリリースに伴って実施された。これは人事配置業務を最適化・効率化する目的で新設され、従業員の詳細なプロフィールを確認しながら、顔写真を移動させて配置のシミュレーションができる。
評価結果や本人のキャリア希望、労務データと照らし合わせることで、効率的、かつ適切な配置を実現するという。
新機能が開発された背景には、人事配置・配置転換におけるこんな課題があったという。
同社とHR総研が共同実施した「人事異動や配置転換の実施に関するアンケート」によれば、人員配置を実施している企業のうち29%は「成果が出ていない」と回答した。特に従業員が1000人を超える規模になってくると、適材適所への人員配置に課題を抱える割合が増えるという。
人事配置・配置転換の成果が出ない理由は、1位が「戦略的な取り組みができていない」(59%)、2位が「データに基づいた客観的な取り組みができていない」「データよりも経験や勘が重視されることがある」(同率48%)だった。
こういった課題に対するソリューションとして、新たな機能の提供にいたったと勉強会に登壇した重松氏は説明した。人事配置・配置転換の成果が出ている企業においても、作業が効率化できていないケースが多く、効率化においても効果を発揮すると考えているそうだ。
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