大東建託が「住み続けたい街ランキング2022 <石川県版>」を発表した。1位は「かほく市」で、2位は「野々市市」、3位は「小松市」だった。前年調査と比べて、1位と2位が入れ替わったものの、トップ3の顔ぶれは変わらなかった。
1位を獲得した「かほく市」は、石川県のほぼ中央に位置し、金沢市へは車で20分ほど。海と山に囲まれ、県産オリジナル高級ぶどう「ルビーロマン」の生誕地でもあり、新婚が市内のアパートに入居した際の家賃助成、子育て支援策、マイホーム取得のための奨励金制度などがある。
居住者からは、「ショッピングモールが近く、緑も多い、住みやすい」「自然豊か。適度に田舎で水、米がおいしい」「子育て支援や高齢者支援に力をいれている」という声が聞かれた。
2位にランクインした「野々市市」は、若者や子育て世代を中心に人口が増えており、多くの公園や、児童館、商業施設、医療機関が立ち並ぶ。市内には本州で唯一の国際優秀つばき園である「野々市中央公園」がある。市花木ツバキが約400品種、1700本栽培されている。
居住者からは、「街全体で助け合う場があったり、無料で学べる場があったりしていて、とても良いと思う」「にぎやかだし寂しくない。歩いてどこへでも行ける。雰囲気が好き」という意見があがった。
3位の「小松市」は、国内線と国際線が就航する日本海側最大の空港が立地し、北陸新幹線の開業が予定されるなど、国内外へアクセスしやすい。山や海などの自然に加え、学校や病院、買い物などの施設がそろっている。子育て家庭への支援や教育政策の充実などに取り組んでいる。
居住者からは、「山もあるし海もある、自然の多い市だが、市街地はちゃんと栄えているところ。どちらもあるので住み良い」「必要な店舗がそろっている。交通の便が良い。融雪装置・除雪が行き届いている」という声が寄せられた。
4位以下は「白山市」「金沢市」「羽咋市」「能美市」の順だった。1位から5位は前年と顔ぶれが変わらず、特に1位と2位の「かほく市」と「野々市市」は偏差値60台と高い評価を得た。
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