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「あられ、おせんべいの製菓業」から「Better For Youの食品業」へ――。こうした経営ビジョンを掲げる大手菓子メーカー・亀田製菓は、来るべき将来を見据えて組織・人材改革を急ピッチで進めている。
前回の記事で見たダイバーシティの取り組みに加えて、例えば「ハイハイン休暇」や「ハッピーリターン制度」といった新しい人事制度をこの数年で矢継ぎ早に創出。キャッチーなネーミングも相まって、順調に社内に浸透しているようだ。
「これまでは国内の米菓事業がビジネスの中心でした。でも、これからは海外での市場拡大や食品分野への参入などによって、本当にグローバル・フード・カンパニーを目指すのであれば変革は不可欠です。国内だけに意識を集中したような組織や働き方では会社は変わらない」
こう力を込めるのは、亀田製菓の常務執行役員で、管理本部 総務部長の金子浩之氏。多様な人材を集め、それに適した組織づくりが必要だと訴える。それを実現するため、同社は具体的にどのような改革に取り組んできたのだろうか。
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