賞与が少ないことを理由に転職をしたことが「ある」とした人は62.5%と、半数以上を占めた。また、賞与が少ないことが「一番大きな転職理由だった」とする人は25.4%に上った。
一方で「賞与が少ないことは一番の理由ではなかった」とした人の主な転職理由については「賞与以外の給与(月給)が低かった」が17.9%と最も多く、賞与が一番の理由ではなくても、給与に関する不満が転職につながっていると分かる結果となった。
賞与額が高いことを理由に「転職をやめたことがある」とした人は30.7%だった。役職別では部長クラスが最も高く、41.3%に上った。賞与は転職の決め手にも、転職を思いとどまる要因の一つにもなる可能性があり、働く人の勤続への意欲に影響することが明らかになった。
転職のタイミングについて「賞与支給日を逆算して事前に転職活動を始めた」という回答は31.5%となり、「賞与額を見てから転職活動を始めた」(18.9%)と合わせると50.4%に上る。
理由は「賞与は今まで働いた分の報酬であるためもらえないと損をした気分になる」「今後の生活に支障が出ないように」といった、今まで働いた対価を求める人や転職活動時の生活を考えている人が多い傾向が見られた。
調査は11月1〜6日にインターネットで実施。正社員として働いている20〜50代の男女のうち、前月転職活動を行った人または今後3カ月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く)を対象とした。有効回答数は1318人。
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