「フルリモート」「居住地自由」は新卒の志望度に影響するか

» 2024年02月25日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

 コロナ禍でテレワークが定着し、以前よりも「住む場所」「勤務形態」に対する価値観が多様化している。そのような中、コロナ禍で学生生活を送った2025年卒の学生は、働く場所や勤務形態について、どのように捉えているのか。学情(東京都千代田区)が調査を実施した。

photo 「住む場所」に関する調査(写真AC)

 フルリモートや居住地自由の企業について「志望度が上がる」とした人は28.6%だった。「どちらかと言えば志望度が上がる」とした35.7%と合わせると、6割以上の学生が志望度が上がるとした。

 回答者からは「住むところを自由に選べるのは魅力的だと思う」「ライフステージが変わっても働き続けることができそう」といった声が寄せられた。

photo 「フルリモート」「居住地自由」の企業は志望度が上がるか(学情調べ)

 出社の機会がある企業について「志望度が上がる」とした学生は21.6%に上った。「どちらかと言えば志望度が上がる」と回答した30.5%と合わせると、半数を超える結果に。フルリモートや居住地自由の企業について志望度が上がるとする一方で、出社の機会も求めていることが伺える結果となった。

 回答者からは「出社の機会があるほうが、会社の雰囲気に早く慣れることができると思う」「出社したほうが早く仕事を覚えられると思う」「対面でコミュニケーションをとる機会を持ちたい」といった声が上がった。

photo 「出社の機会がある企業」は志望度が上がるか(学情調べ)

 調査は1月10〜24日にインターネットで実施。同社の運営する就活サイトの来訪者を対象とした。有効回答数は384件。

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