さまざまな技術的な壁を乗り越え、狙い通りの動きができるロボットが完成。今回、三菱電機がギネス世界記録を達成するまでの最速記録は0.38秒で、練習ではこれよりも速いタイムが出ていた。とはいえ、チャレンジした5月21日時点の成功率は50%を切っていたという。
実際に本番のチャレンジでも1度目は失敗している。改造したパズルキューブに取り付けた樹脂部品が壊れてしまったためだ。部品を交換して、再度のチャレンジとなった。
そして、多くの社員が見守るなか祈るような気持ちで迎えた2度目のチャレンジは無事に成功。世界記録に認定された瞬間の思いを尋ねると、メンバーは一同に「ほっとした」と答えた。
「自社の技術力や成功を信じていたものの、技術的なチャレンジに失敗はつきものです。仮に記録を更新できずに終わったとしても、メンバーが落胆しないようリカバリーのプランも立てていましたが、結果としてベストな形で終わることができて安心しました」(中上氏)
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