旅行・鉄道作家、ジャーナリスト。
現在、神奈川県観光協会理事、鎌倉ペンクラブ会員。旅行、鉄道、ホテル、都市開発など幅広いジャンルの取材記事を雑誌、オンライン問わず寄稿。メディア出演、連載多数。近著に『湘南モノレール50年の軌跡』(2023年5月 神奈川新聞社刊)、『かながわ鉄道廃線紀行』(2024年10月 神奈川新聞社刊)など。
阪急の小林一三、東急の五島慶太、西武の堤康次郎、東武の根津嘉一郎……。大手私鉄の創業者には、今も名を知られる人物が多い。だが、京浜急行電鉄の実質的な創業者である立川勇次郎(1862〜1925)の名がすぐに思い浮かぶ人は、限られているのではないか。
京急のみならず、東芝の源流となった企業にも名を連ねるなど、明治〜大正期の実業界に多くの足跡を残しながら、立川勇次郎はなぜ「忘れられた偉人」となったのか。今年、没後100年を迎える立川勇次郎とはどのような人物だったのか、あらためて探ってみることにしよう(以下、敬称略。引用部は筆者が旧仮名を新仮名遣いに変更するなどしている)。
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