バックオフィス業務について、「やや負担を感じる」(35.9%)、「非常に負担を感じる」(8.0%)を合わせて負担を実感している割合は43.9%で、多くの経営者がバックオフィスに負担に感じていた。
バックオフィス領域で上場準備または上場維持において重要視している項目については、「業務効率化とコスト最適化」(35.9%)が最も多かった。一方で、「特に重視していない/分からない」は30.7%だった。。
業務効率化やコスト最適化を重視する層においては、「経営判断の迅速化」(27.6%)や「コンプライアンス・法務体制整備」(18.3%)、「内部統制や監査対応」(15.4%)など、上場準備に直結する施策や戦略的に取り組む傾向が見られた。
一方で、「重視していない/分からない」と回答した層は、バックオフィスの整備が、事業成長や上場に与える影響を十分に理解できていない可能性がある。
バックオフィスが「事業成長スピードに十分対応できている」かについては、56.3%が対応できていると回答した。また、バックオフィスの課題については、1位が「業務の非効率」(40.5%)、2位が「業務の属人化」(32.9%)、3位が「専門性の不足」(32.4%)となった。
現状の認識と実態には大きなギャップが生じており、事業の成長スピードに十分対応できていない現状が明らかになった。
調査は9月8〜10日に、インターネットで実施した。
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