2025年、飲食業の倒産件数が1996年以降の30年間で初めて1000件を超えた。その数は1002件(前年比1.0%増)に上り、資本金1000万円未満の小・零細規模が886件(同0.1%減)と大多数を占めた。
中でも、物価高倒産は136件(同126.6%)、人手不足倒産は55件(同161.9%)と、それぞれ2倍以上に急増。小規模飲食店ほど価格転嫁が難しく、食材費や人件費などのコスト増を吸収できない厳しい状況が続いている(参照:東京商工リサーチ「2025年の「飲食業」倒産動向」)。
そんな中、中小規模の飲食店を救うビジネスで急成長しているのが、シコメルフードテック(東京都渋谷区)だ。飲食店業務の約3割を占める「仕込み作業」を代行する。2020年にサービス提供を開始し、現在の利用店舗数は1000店舗、2025年の売上高は21.5億円という成長ぶりだ。
サービスの提供開始時、世の中はコロナ禍で飲食店は新しいサービスの導入どころではなかった。そんな状況で、どのようにサービスを軌道に乗せていったのか。同社の川本傑社長に話を聞いた。
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