「アンナミラーズ」復活の理由 空白の3年半でも消えなかったファンの熱量(1/5 ページ)

» 2026年04月19日 08時00分 公開

 3年半ぶりに「アンナミラーズ」が帰ってきた。2月13日、東京・南青山での再オープン当日はメニューが完売し、3時間早く閉店せざるを得ないほどの盛況だった。アメリカンフードとホームメイドパイなどを提供する同店は空白の期間を経て、なぜ今、復活を決断したのか。

photo 復活した「アンナミラーズ」(画像は井村屋提供、以下同)

 復活した店舗の運営を担うのは、井村屋フードサービス(三重県津市)だ。「あずきバー」で知られる井村屋グループが2025年10月に飲食事業を分社化して設立した事業会社である。

 アンナミラーズは、1973年に当時の社長・井村二郎氏が渡航先で偶然出会ったのをきっかけに、東京・青山に1号店をオープン。関東圏で店舗を拡大したが、2012年以降は高輪店のみとなった。

photo 特徴的なメイド風の制服

 その高輪店も好立地を背景に黒字を維持していたが、2022年8月、品川駅前の再開発に伴う立ち退き要請を受けて閉店した。閉店が報じられると店頭に連日行列ができ、週末は数時間待ちの日もあったという。

 閉店後もオンラインショップで看板商品のホームメイドパイの販売を続け、駅構内での催事にも不定期で出店していたが、グルメサイトや井村屋の公式窓口には、実店舗の復活を望む声が絶えなかった。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR