しかし、検討を重ねる中で方針は変わった。アメリカンフードとホームメイドパイを、特徴的なユニフォームを着たスタッフが笑顔で提供する。その体験こそがアンナミラーズであり、テークアウト専門ではその体験価値を再現できない。「フルサービスのスタイルこそが、あるべき姿だと考えた」と鼎氏は説明する。
昨今の飲食業界ではモバイルオーダーなど、省人化とコスト削減が主流になりつつある。その流れに逆行する判断だが、コーヒーのおかわりを提案し、滞在時間を長くする接客は、回転率では測れないブランドへの愛着を生む。
構想が50坪規模のフルサービス型レストランに変わったことで、物件の条件も厳しくなった。テナントビルの1階で40坪以上、駅に近くメインストリートに面していること。条件を満たす物件にたどり着くまでに、相応の時間がかかった。
開業時期も当初は2025年12月を予定していたが、約2カ月ずれ込んだ。3年半ぶりとなる実店舗の出店で施工業者の確保に手間取ったほか、津市で同時進行していた複合型スイーツ店舗「ラッセリア」(2月27日オープン)の工事が重なったためだ。
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