復活にあたっては「不易流行」の考え方を重視した。変えてはいけないものを守りながら、時代に合わせて変化を重ねるという姿勢だ。
「品質」(Quality)、「笑顔と心のこもったサービス」(Smile & Hospitality)、「清潔感」(Cleanliness)、「店の雰囲気」(Atmosphere)という創業時から引き継ぐコンセプトは、ブランドの根幹でもあり、そこは変えていない。パイを店内で手作りする「スクラッチメイド」という製法、特徴的なユニフォームによる接客スタイルも同様だ。
一方、店舗が高輪店より小さくなったことで、メニュー構成には手を加えた。アントレやパスタを外して提供品目を絞り込みつつ、残したメニューの質を引き上げる方向に振った。
例えば、ハンバーガーはバンズとパティのレシピを刷新。コーヒーを含むソフトドリンクの一部は、おかわりを無料で提供している。
店舗設計についても、南青山店は1階にベーカリーカウンターを配置し、スクラッチメイドのパイが並ぶ様子を通りから見えるようにした。2階にキッチンと28席の客席を設け、イートインとテークアウトの両方に対応。店頭にはデジタルサイネージを設置し、人気のパイやブランドの歴史を紹介している。
見せ方を変えても、つくり方は変えない。メニューを減らしても、残したものの質を上げる。変えなかった「芯」となる部分があるからこそ、刷新すべきポイントも定まったといえる。
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