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ANA「会員制度見直し」で問われる企業姿勢 JALとの比較で見えた“選別”の代償(3/5 ページ)

» 2026年04月29日 08時00分 公開
[シカマアキ,ITmedia]

ANAのサービス劣化と「インフラ維持」の苦渋

 「特典航空券の予約枠が減った」「飛行機が古い」「座席に電源がない」「機内Wi-Fiが不安定」「サポートの電話がつながりにくい」。SNSにはANAへの不満があふれている。

 加えて大阪・関西国際空港の国内線で、羽田便以外の新千歳・那覇・宮古・石垣の各路線を、2026年3月末から運休。静岡空港の発着便も2026年10月1日から運休すると発表し、事実上の撤退となり、利用者の利便性は低下している。

 SFCでは会員特典だった国際線プレミアムエコノミーへの無償アップグレードや、会報誌、カレンダーや手帳の配布を廃止し、上級会員に毎年提供していたアップグレードポイントも今年度限りとした。それでも、SFCの年会費は据え置いている。

 ANAは5月19日、国内線で運賃体系を刷新する。最安運賃では、事前座席指定を廃止し、受託手荷物を従来の2個から1個に減らした。利用者からは、新たな予約画面が「使いづらい」という声が相次ぐ。これまであった「介護割引」も廃止した。

photo ANA国内線の主力機「ボーイング787」の座席。普通席だと座席に電源がない機材もある

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