日本テレビのバラエティ番組「沸騰ワード10」では、タレントが飛行機に繰り返し乗ったり、ラウンジでの飲食を楽しんだりする“修行”の様子を紹介するコーナーがあり、ANAも全面的に番組協力をしてきた。その放送回数は、2018年からコロナ禍を挟み、JALとANAがほぼ半々で合わせて10回以上に及ぶ。
特に、直近の「風間俊介の“地球半周以上”ステータス修行に密着&羽田空港ラウンジに水卜アナ合流で爆食!?」が放送されたのが、2026年2月13日。タレント・俳優の風間氏が2025年に獲得したANA「ダイヤモンド」のステータスを2026年も維持するため、ANA便に乗って山口県・岩国や沖縄などを経由して、トルコ・イスタンブール便を利用する様子が紹介された。
番組では旅先の様子と合わせ、ラウンジで“爆食する”様子など、ステータスの魅力を熱く語って紹介していた。そのわずか2カ月ちょっとで、今回の改訂を発表したのである。
ANA公式サイトにあるSFCの紹介ページには「会員である限り永続的に享受できるプレミアムな特典」「世界に羽ばたくステータスのサービスが永続的に」「スーパーフライヤーズ会員であればたとえ年間の搭乗機会が少なくなったとしても、『プラチナサービス』メンバーと同等の特典が受けられる」といった文言が並ぶ。その下に小さく「変更となる場合があるのでご注意ください」とあるものの、あまりに目立たない。
近年、メディアやSNSに背中を押されて「修行」に励んだ利用者は多い。憧れをあおった直後に手のひらを返せば、SFCの「一度取れば一生モノ」という約束そのものが崩壊してしまう。根幹の価値を否定された利用者が抱く「裏切られた」という不信感は、今後のブランドにとって深刻な痛手となるはずだ。
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