日本の書店でも、こうした動きは一時的に盛り上がった。「文喫」ができたのも2018年、「SHARE LOUNGE」ができたのも2019年だ。しかし、マスコミがいまだ「最近、ブックラウンジが増えてきました」なんてニュースとして取り上げていることからも分かるように、この7〜8年で大きな広がりは見られない。
なぜかというと、ほとんどの書店が巨大な流通システムの中に取り込まれてしまっているからだ。
本を売って稼ぐには、「出版社は本をつくって、出版取次が流通させて、その配本を受けた書店が店頭に並べる」という流通システムの中で自分の持ち場を守るしかない。粗利率22%という低い利益率と、高い返品率でも文句を言わず、「販売店」としての歯を食いしばって踏ん張っている。そんな消耗戦を続けているので、地域の人々にどんな「出会い」を提供できるかまで考える余裕がない。
こうした旧来型の業界構造を延命させたのが、コンビニ、出版社、取次の三者で売れる本を共同開発する「コンビニ書店強化」ではなかったか。
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日本のアニメは海外で大人気なのに、なぜ邦画やドラマはパッとしないのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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