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NEC森田社長が語る「脱・人月商売」の行方 組織の壁を破るAI人材育成法(2/6 ページ)

» 2026年07月15日 07時00分 公開

45兆円のAI市場 人月商売はどう変わる?

――中長期的な人材戦略についてお聞きします。中計では、システム開発はAIが代行できる部分が増え、価値の中心がコンサルやオペレーションに移っていくとの考えを示していました。求める人材の能力や規模の見直しは必要でしょうか。また、いわゆる人月ビジネスの考え方は、AIの普及とともに今後どう変化していくとお考えでしょうか。

 2030中期経営計画で示した「AIサービス市場が、グローバルで新たに45兆円超の規模になる」という予測については、長期的に見たときに正しいと考えています。ただ、それがどのぐらいのスピードで進むかはまだ見えないところが多く、企業経営という視点からすると、やはりリスクを考慮しながら保守的な対応を取る必要があります。そういった意味で、採用の在り方などは、今まで以上にしっかりと考えていく必要があると思っています。

 一方マクロで見ると、AIサービスの市場全体は拡大すると思います。そこでは必要な人材も当然不足してくるでしょう。ただし、求められる人材要件自体が変わってきます。これもまさに、これから実行しながら検討・対応していくべき部分だと思いますが、われわれの持っている強みを生かしながら、人材を広げていくという考えになります。それは、AIを駆使して圧倒的なシステム構築力を確保するということです。

 中計資料でも記載しているように、例えば、これまで企業の古いシステムは、長年の改修が積み重なって内部構造がブラックボックス化し、どこがどうつながっているのか把握できないリスクを抱えていました。しかし最新モデルのAIを使ったセキュリティ対策の導入や、定義書や仕様書をAIを用いて作る、あるいはテストの部分を効率化するなど、さまざまな形で市場が広がっています。

 NECとしては、やはりテクノロジーや実装についての能力を持つ人材や、AIを駆使して圧倒的なシステム構築力を持ち、オペレーションまで含めて顧客との成果を共有できるようなビジネスを展開できるタレントを育成していきます。

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