人生最大の買い物なのに……なぜSNSで中古マンションを買う人が増えているのか(5/5 ページ)

» 2026年07月23日 06時00分 公開
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広がる裾野と、問われる規律

 順調に事業が拡大する中、藤田氏は採用を最重要の課題に挙げる。また、信頼して発信を任せられる人材は限られるため、キュレーターも簡単には増やせない。そのため、事業拡大のスピードは、自ずと制約を受けやすい。

photo 縦型の物件概要書(マイソク)

 加えて、模倣するプレーヤーが増え、過激な投稿が目立つようになれば、「SNS不動産」全体が同じ色で見られかねない。藤田氏は、自主規制団体の設立も視野に入れている。

 それでも、ファンズ不動産が描く先は広い。同社で家を買う人の約半数は、親会社ファンズの投資ユーザーでもあるという。金融と不動産の融合について、藤田氏は「将来的には自分たちで保有する不動産を小口化し、個人が少額から投資できるプラットフォームをつくりたい」と語る。

 SNSが家探しの入口として定着するのか。その行方は、後に続く企業が信頼をどう築き、守るかにもかかっていそうだ。

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