綾瀬はるかさん「殴るのが楽しい」!?――「僕の彼女はサイボーグ」完成会見+D Style News

» 2008年04月16日 02時32分 公開
[ITmedia]

 「猟奇的な彼女」や「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン監督による新作映画「僕の彼女はサイボーグ」が、5月31日から全国で公開される。その完成会見が4月15日、東京都内で行われ、同監督と、主演の綾瀬はるかさんや小出恵介さんら出演者、山本又一郎プロデューサーが登場した。

photo 左から山本又一郎プロデューサー、小出恵介さん、綾瀬はるかさん、クァク・ジェヨン監督

 “パワフルな女性と頼りない男性”というクァク監督お得意のシチュエーションに、SFの新要素が加わった「僕の彼女はサイボーグ」。さえない日々を送っていた大学生ジロー(小出恵介)の前に現れたサイボーグ(綾瀬はるか)との不思議な共同生活を、恋あり笑いあり涙ありで描く。

 日本のキャスト/スタッフとクァク監督がタッグを組んで制作された本作品だが、山本プロデューサーは、「国に関係なく、優秀なクリエイターが集まって作った映画。日本映画でも韓国映画でもないボーダーレスな魅力を楽しんでもらいたい」と話す。日本を含め世界10カ国での公開が決定しているという点も、話題を呼びそうだ。監督は、「(今回の作品で)日本の監督と思っていただけたらうれしい。協力してくれたすべてのスタッフに感謝します」とコメントした。

 監督の印象について聞かれた両出演者。綾瀬さんの方は「とってもチャーミング。言葉が通じないぶん表情や動きで気持ちを伝えてくれるけど、その仕草がかわいい」と答えたが、一方の小出さんは「とても怖い監督でした。現場はまるで戦場のよう。けれど、撮影が終わってしまうと物足りない気分になりました。偉大な監督だと思います」と、現場の熱気をうかがわせるコメントも飛び出した。

photophotophoto 出演者2人が監督の印象を述べたあと、2人の印象を聞かれた監督。「僕について悪いことを言われたら、2人の悪いところをいいかえすつもりでしたが……」と会場の笑いを誘った。また撮影に入る前に韓国のキャストと外国の監督が組んだ映画を見て失望したというエピソードを明かし、しかしながら本作品ではキャストとスタッフの努力でいい作品ができたと胸を張った

 作品の魅力のひとつである、CGを駆使した迫力のアクションに話が及ぶと、小出さんは「眠っている彼女の胸元をのぞこうとして、はたかれるシーンがあるんですけど、一応ワイヤーでつられてはいるんですが、ほとんどそのまま落ちて……怖かったです」と撮影現場のエピソードを披露。綾瀬さんは、怪力を持つサイボーグを演じた感想を聞かれ、「普段人を殴ることがないので、楽しかったです」と大胆なコメントで報道陣を沸かせた。

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photophotophoto 「出演して得たものは?」との問いに、小出さんは「細かい演技の指示や制約がある中で、気持ちを表現するというのはこれまでやったことがなく、新鮮だった。ただ気持ちよく演技するだけが演技じゃないんだと、勉強になりました」。また、綾瀬さんに背負ってもらうシーンを振り返り、「女性に背負ってもらうことなんてないので、幸せでした」とコメント。すると「体力には自信がありますから」と、綾瀬さんは堂々の発言
photophotophoto 会見の最後には白い幕が用意され、なにやら準備が……。幕が開けるとサイボーグの怪力さながらに綾瀬さんが小出さんを持ち上げる(?)演出。小出さんは少し恥ずかしそう

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