CMOSセンサーの特性を生かした連写機能は、もっとも高速なカシオ計算機のEX-FH100を見ると「秒40コマ」だが、機種によって連写速度は異なる。
例えばCMOSセンサーは高速に移動する物体を撮影すると歪んで写るという特性があるため、ソニーのDSC-HX5Vはそれを防ぐためにメカシャッターで撮影をしている。だから連写速度は最大で秒10コマに抑えられているのだ。カシオ計算機のEX-FH100は速さを追求する電子シャッターのみのモードに加え、メカシャッター併用の「F連写モード」も搭載した(その場合は秒10コマになる)。
フルサイズで撮れる高速連写機能をまとめると以下の表になる。
ニコンのCOOLPIX P100には、スポーツ連写モードなど画像サイズを落とすことで連写速度、枚数を増やすという機能もあるが、今回はフルサイズのみとした(EX-FH100は有効画素数1010万画素で、連写モードにすると900万画素相当になるがこれはフルサイズとみなしている)。
なお、どの機種も連写速度を落とすことはできる。
表を見れば一目瞭然、圧倒的にカシオのEX-FH100が強い。何しろ秒40コマで、連写コマ数や連写枚数は設定で指定でき、さらにパスト連写(半押しすることでバッファに画像を貯め、それを利用してシャッターを押す直前の写真を残す機能)の前後のバランスも自由にセットできる。
特にEX-FH100のパスト連写は強力で、決定的瞬間を撮りたい人にはたまらない。CX3は連写速度は速くないけれども、撮りながらデータを書き込むことで長く連写できる。秒5コマはハイアマチュア用デジタル一眼と変わらない速度であり、連写後に書き込みを待たなくていいことを思えばバランスがいい。
では望遠端で撮ったチョウの写真から1枚ずつどうぞ(CX3以外は高速連写した中から選んでいる)。
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