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Ust対応デジカメ「CEREVO CAM live!」で生配信してみる(2/3 ページ)

» 2010年05月21日 18時32分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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 静止画のサイズはQUICK(640×480ピクセル)、MIDDLE(2304×1728ピクセル)、LARGE(3488×2616ピクセル)の3通りから選択可能で、CEREVO CAM live!から搭載された動画撮影については、WEB(320×240ピクセル)、SD(640×480ピクセル)、WVGA(800×480ピクセル)、HD(1280×720ピクセル)の4通りから選択できる。動画のファイル形式は.AVIだ。

photophoto 静止画作例(LARGE)。晴天下の撮影でWBはオートで撮影したものの、セピアがかった仕上がりとなった。なお、アップロードされた画像及び動画は背面液晶での閲覧に用いられるサムネイルを残してMicroSDメモリーカードから削除される
photophoto

 撮影中は「・・」ボタンで露出/ホワイトバランス/フラッシュ調整が呼び出せる。ファイルサイズやISO感度については「・」ボタンからメインメニューを呼び出して調整する必要がある。静止画撮影/動画撮影の切り替えもメインメニューからだ。

photophoto 撮影中の画面(写真=左)、メインメニュー(写真=右)

 前述したよう、カメラとしての機能はほぼ必要最小限度といっていい。写りについても、オートホワイトバランスの効きや撮影画像のノイズをみる限り、二昔前のケータイカメラに及ばない。マクロ切り替えは用意されていないので、近接撮影にも適さない(携帯電話用のコンバージョンレンズを利用するという手はある)。だが、自動アップロード機能を備えているため、撮影した画像が自動的にネットサービスへアップされているというのは想像以上に便利だ。

photophotophoto Piacsaウェブアルバムへ転送した例。Picasa側からは「ドロップボックス」へと転送される

 全体的な動作は機敏で、GUIを多用したインタフェースも分かりやすい。ただ、作例から想像できるよう、デジタルカメラとしての描写性能に過度の期待はしない方がいい。あくまでもネットワーク家電であり、カメラは搭載する機能のひとつと考えた方が適切なのかもしれない。

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